トップページ | 2008年12月 »

2008年5月

生き物はなぜ食べ続けるのか

中央公論6月号の特集『「食」の危機があなたを襲う』を読んだ。その中で、分子生物学を専門にしている福岡伸一さん(青山学院大学教授)が「生物にとって食べるとはどういうことなのか」というテーマで書かれている。面白い内容だったので、書いておきたい。

その中で、福岡教授は「食べ物をカロリーとだけ捉えると『食べる』という行為の非常に大事な側面を見失ってしまうことになる」と注意を促している。

どういうことか。
「食べ物は『カロリー』『エネルギー源』というだけではなく、分子レベルで見れば、食べものの分子は体のあらゆる場所に散って行き、もともとその場所にあった分子と置き換わるのである。」

続きを読む "生き物はなぜ食べ続けるのか"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

船場吉兆と食べる人のモラル

関西の高級料亭「船場吉兆」が客の食べ残しを使いまわして、他の客に出していた、という「事件」がちょっと前に騒ぎになった。四川省の大地震のニュースで消えてしまったが。

この件に関して、メディアは鬼の首をとったように女将をつるし上げた。しかし、である。

この高級料亭で、出された料理を手もつけずに残すという客の側の罪は問われないのだろうか。

続きを読む "船場吉兆と食べる人のモラル"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

食糧自給率を下げたのは、あなたです。肥満、メタボな方へ

もう一つこういうグラフもある。
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/fbs/dat/1-1.pdf

Photo_3

昭和35年からの国民一人当たり供給熱量の構成変化を時系列で追いかけたものだ。
このグラフで昭和35年と現在を比較すると、一人当たり消費カロリーの合計も271キロカロリー増加しているが、内訳で大きな違いは米の消費カロリー減少と畜産物、油脂のカロリー増加です。小麦の消費カロリーはそう大きな増加ではないが、前の図を見つつこれを見ると内訳が大幅に変わっている。

この2つの図表を見比べて思うのは、カロリーベースの自給率を押し下げている主な原因は、肉類と油脂類の消費が圧倒的に増えたことである。油脂類が34倍、畜産物が47倍です。米の減少分をこの2つがカバーしてしまった。そして小麦も同時に国産から輸入品に転換している。


続きを読む "食糧自給率を下げたのは、あなたです。肥満、メタボな方へ"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

食糧自給率について、知りたい

自給率を下げているのは、誰か

日本の食環境は、世界のどこにも見られないほどに過剰な供給状態だ、ということは「飽食の時代」といわれ、長年にわたって指摘されてきた。でもそれは安く、大量に輸入食品が日本に入ってこなければ、達成できていない。

それがいまようやくにして脅かされようとしている。世界中で小麦が高騰し、米を禁輸する国が続出している。その中で日本はどうするのか。

この40年来、日本人が食べてきたものはいったいなんだったのか。知っておきたい。

いろいろなデータがあるけれども、まずカロリーベースの自給率の構成変化というグラフがある。

続きを読む "食糧自給率について、知りたい"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

広尾にて 山藤広尾店

二晩続けての飲み会だった。

昨夜は東京広尾の山藤広尾店。

こういうのに慣れてないので、いい写真が撮れなかったが、ここは和食、特に野菜のうまみを十分に引き出した料理を出してくれる。おいしい野菜に飢えている人にはお勧めだ。

東京近郊の有機野菜農家から、スタッフが毎朝収穫したてのものをもらって(時には自分で

収穫して)店に運び込んでくるらしい。

昨夜の最初の一品は「スナップえんどう」

写真は撮り損ねたが、シンプルに焼いただけのエンドウがしみじみおいしいんだなあ。

それから切干大根、小松菜のおひたし、焼き鳥は写真に撮れた。

Img_5275_6

あとは食べるのに一生懸命で、そんなことは思いつきもしなかった。

でもこの日の短角牛ステーキは美味だった。そこは記憶している。〆のご飯と味噌汁も。ついていた焼き海苔も。ああ、やっぱり思い出してきた。

昨夜は、10数年来の友人たちとの5ヶ月ぶりの宴会だったのだ。

ふだんはもっと頻繁に小規模飲み会を繰り返しているので、久しぶりということになる。

私ともう一人の環境に変化があったため、激励会というか報告会というのか、その話を肴に飲もうということ。

おいしい料理があると話がはずむ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

心やさしき男たち

取引先の人たちと飲む機会が久しぶりにあった。

東京上野のこの店

居酒屋 月

http://sa-tsuki.com/index.html

あまり見たことのない日本酒が多い。

ということは、かなり足を運んで探し歩いていると見える。

〆に出てくるのが、会津の米を使った塩むすび。

おいしい米だ。会津坂下の五十嵐さんという人の米を直接買っているのだという。

この味を知ってしまったら、他の米は食べられない、魚沼よりおいしいと思う、とおかみさんが言う。

五十嵐さん、幸せだ。あなたの米に惚れてくれた人がいる。

今日のお相手の一人が、盆栽を趣味としている。

相当な腕前(?)らしい。その人に年下の上司が盆栽を教えてもらっている。

もう何年も数鉢の盆栽を預かっては枯らしてしまっていたが、今年になってようやく冬を越して、春芽が出た。その喜びを語る年下の上司。

植物も生きている、そのことがまさに実感としてわかったのだという。

心やさしき男たちであった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

トップページ | 2008年12月 »