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2012年5月23日 (水)

ミネソタのオオカミ⑨~家畜被害補償のシステムと被害対策

補償

オオカミにより家畜が殺された場合の補償は、ミネソタ農業局(MNDA)のプログラムにより支給される。オオカミの捕食被害と証明されれば、家畜の市場価値と同等の額が補償される。

 

被害補償は次のような条件が適用される。

1.家畜の所有者は捕食被害を、発見後24時間以内に報告する。そして証拠を保全する。

2.調査局は、その損失がハイイロオオカミによるものかどうかを決定する。そしてMNDAの委員会に報告する。

3.MNDA委員会は補償が必要とされる場合かどうかを決定する。

ミネソタ農業局オオカミ被害補償

被害申請(件) 補償額
2006 71 72,895ドル
2007 82 81,683ドル
2008 82 95,526ドル
2009 87 88,366ドル
2010 104 106,615ドル
2011 128 102,230ドル
2012 61 81,300ドル

 

******************************

合衆国農務省野生生物局による報告では、被害を受けやすいパターンが3つある。

                        

①畜産農家がオオカミが高密度に生息している地域の中に、「島」のようにある(被害地の10~15%が該当)

Photo

②農地と森林が混在している(70~80%が該当)


             

③農地に取り巻かれてオオカミ生息地が「島」になっている(10~15%が該当)

 

Photo_2

                          

オオカミ対策

 

被害を起こしたオオカミを駆除する以外にも、オオカミ被害の予防柵として、このようなことが推奨されている。(合衆国農務省野生生物局)

                


                     

電気柵




             

Photo_3

ガーディングドッグ
 

Photo_4

フラドリー(ヨーロッパではこう呼んでいる

赤いひらひらが張り巡らされているだけで、オオカミは侵入をためらう。いわば結界。

 

Photo_5

ドンキー!(ロバ)

ロバはオオカミ対策には最強の家畜。ヨーロッパでも同じことが言われている。ロバはオオカミの気配を察知すると、雄たけびを上げて周囲の注意を喚起し、オオカミと見るやものすごい勢いで突進してい



Photo_6

ドイツではリャマも推奨されてい。ロバと同じように、オオカミも蹴飛ばして撃退する動物である





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