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2012年9月 2日 (日)

大型捕食動物の減少、地球の生態系を破壊 米研究

ちょうど1年ほど前の記事ですが、ある論文がサイエンスに発表されたと伝えるものです。

日本で起きている草食動物の激増は、世界中で起きていることのようです。


大型捕食動物の減少、地球の生態系を破壊 米研究


            
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2813455/7502967


               

【7月16日 AFP】サメやライオン、オオカミといった大型の捕食動物の数は世界全体で減少傾向にあるが、その結果、地球の生態系全体に異常な変化が起きているとする論文が14日、米科学誌サイエンス(Science)に発表された。


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 6か国22研究機関の科学者たちがまとめたこの論文によると、地球は現在、有史以来6度目の大量絶滅期の最中にある。しかし、過去の大量絶滅とまったく違うところは、今回は完全に人類の活動によって引き起こされているという点だ。


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研究は「生態系の頂点の消滅は、自然界に人類が与えたなかで最も広範囲にわたる影響だろう」と説明している。


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論文の主著者である米カリフォルニア大学サンタクルス校(University of California at Santa Cruz)のジェームズ・エステス(James Estes)教授は「科学者や資源保護の関係者は、主に下位から上に向かって生態系を検討してきたが、それでは非常に複雑な方程式の半分しか見ていないことになる」と説明する。


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「これらの発見は、食物連鎖の頂点が自然の生態系の構造、機能、多様性に多大な影響をもたらしていることを示している。こうした捕食動物は、食物連鎖のなかで機能することで最終的に人類を守っている。これは彼らだけの問題ではない。私たち自身の問題だ」



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同じことが起きています。日本でも。でもエステス教授のように、警告を発している生態学者は、現役では、宇都宮大学小金澤教授ただ一人です。初めてシカによる食害への警告を発してオオカミ再導入を提案した本オオカミ協会丸山直樹会長(東京農工大名誉教授)とただ二人です。


他の研究者たちは沈黙を守るか、「オオカミ再導入など論外」という立場か、どちらかです。

この論文の記事を見れば、世界の生態学の最新の知見は、エステス教授が説明するように

「食物連鎖の頂点が自然の生態系の構造、機能、多様性に多大な影響をもたらしている。捕食動物は、食物連鎖のなかで機能することで最終的に人類を守っている。これは彼らだけの問題ではない。私たち自身の問題だ」

次の段階は、人間が排除してしまった地域に、オオカミを再導入するかどうか、の議論です。議論さえ避けている日本の研究者は怠惰そのものです。

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