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2012年11月19日 (月)

なぜオオカミの復活なんですか?イヌじゃだめなんですか?③

ショウさんからご指摘いただきました。コメント欄から、こちらに転載します。

イヌではだめな理由を、ボイターニ博士が教えてくれています。




イタリアの著名なオオカミ学者ルイージ・ボイターニ氏の話によれば、人里から離れた野生下でのイヌは非常に死亡率が高いそうです。

理由の一つが餌を捕れずに餓死すること。人里であれば残飯や家畜の死体、あるいは生きた家畜等、イヌでも捕れる餌がありますが、それらの無い奥山や山岳地帯では、自力で野生動物を捕るしかありません。捕食者に対抗する能力が低い島嶼の小動物(アマミノクロウサギ等)ならイヌでも捕れるでしょうが、シカやイノシシ等、オオカミの捕食圧の下で進化してきた大型獣は、オオカミほど群れの連携が出来ず、咬む力も低いイヌではそうそう捕まらないのでしょう。そもそもオオカミですら若い個体は群れによるハンティングの中で狩りの技術を学んでいくのに、いきなり外に放り出されたイヌに大型獣の狩りは荷が重すぎに思われます。北海道や日光等では野犬によるシカの捕食が確認されているようですが、これらはおそらく遺棄された猟犬出身の個体による仕業なのではないかと思います。


第2の理由に、イヌは出産率が高い(オオカミが年1回に対し、イヌは年2回発情)にも関わらず、子育ては母親しか行わなず、群れのメンバーは子に餌を与えないことから、子イヌが成長出来る確率は非常に低いこと(オオカミはパックが子育てに協力し、若い個体を教育する)。日本の奥山や山岳地帯でイヌを放っても、定着出来る可能性は低いと思われます。にも関わらず国内で野犬が消えないのは、絶えず人間が新しく捨てていることが原因のようです。


これらの点から見ても、やはりイヌにオオカミの代わりは到底務まりそうにありませんね。

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