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2012年11月10日 (土)

イヌとオオカミの違い②~イヌのレパートリー

「オオカミ」(エリック・ツィーメン)から、もう少し引用したくなりました。イヌがどのように育種されているかを解説しています。

『オオカミのレパートリーのうち、どのような行動様式をイヌが習得し、どれを習得しないかイヌの品種によって異なる。すべてのイヌはこの点ではなんらかの形でオオカミ、つまり食肉動物としての性質を残しているのだが、動機と能力はそれぞれの育種の目標ごとにいろいろである。育種においてはしばしば、本来の行為連鎖をなす個々の要因が強調されたり、逆に抑制されたりしているのである。たとえばトラックハウンド(捜査犬)は獲物や犯人の残した跡をたどる作業に特殊化しているし、グレーハウンドは獲物のあとをすばやく追うことに特殊化している。ポインターは発見した獲物の前で忍び寄りの段階のまま、前足を持ち上げて硬直したように立ち止まり、獲物を飼い主に指し示す。

 

~~~~~~~~~

 

Dog meets Wolf
http://www.youtube.com/watch?v=IlyMUOfW6Ko&feature=player_embedded
これはポインターの性質だったのですね。

 

緊張が解けてからのはしゃぎっぷりがかわいい。

~~~~~~~~~

レトリヴァーはしとめられた獲物を探し、飼い主のもとにもってくる。そのとき獲物をこわさないように、できるだけそっとくわえる。これとは逆に多くのテリアは、小型で闘争能力にすぐれた動物をしっかりと捕らえるよう品種改良されており、獲物を激しく振り回して殺す。さらにまた、植物の茂った場所にいる獲物を探したり、長時間の追跡をするように育種されている品種もある。


このようにどの品種も、オオカミの狩りの全レパートリーのうちのほんの一部分において専門家なのである。ある種目に非常にすぐれた競技スポーツ選手のように、こうしたイヌたちも運動能力に十分すぐれているから、他の種目もまずまずのことはできる。これに対しオオカミは、陸上競技選手の中では十種競技の選手のようなものである。狩りのすべての種目を等しくみごとに、そして生涯のとても初期の段階で、すでにマスターする。といってもこれはまったく驚くには当らない。猟犬といえどもエサは人間からもらうのに対し、オオカミは生まれて間もないうちに独力で生きていかなければならないのだから。』

洋犬は、人間の狩猟目的にあわせて細かく作られています。それに比べて日本犬は分類が大きいようです。

日本犬のスタンダードは6犬種で、大型の秋田犬、小型の柴犬を除くとすべて中型犬です。現在5万5千頭の純血種が登録されているそうですが、そのうち8割が柴犬です。

中型犬3種の性質をWIKIで調べてみました。


甲斐犬

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%94%B2%E6%96%90%E7%8A%AC

日本犬種のなかでは中型と小型のあいだの大きさである。

また、狩猟の用途や、原産地、または体型等により、「鹿犬型」(鹿型犬)と「猪犬型」(猪型犬)のタイプがあるが、その区別はあまり明確でない。

 

体高は、オスは48cm前後、メスは45cm前後である。

太く長い毛と、細くてやわらかい短毛が密集している。尾は差し尾、または巻尾で舌斑をもつ個体も多い。耳は他の日本犬と比較して、やや大きい。

 

シカ型は鹿を追っていたとされ、細身で体が長めで、岩場に適応して垂直に飛び上がる力に優れている。

 

イノシシ型は猪を追っていたとされ、胴は短め、体も太めで、真っすぐに突き進む力に優れている。

 

非常に知性が高く、一説では旧日本軍において軍犬として飼育を試みたところ、ジャーマンシェパードの半分の時間ですべての課程を習得したといわれている。 しかし、それらの犬は子犬からの飼育ではなかったため、「一代一主」の甲斐犬は軍関係者を新しい主とは認めず、すべてが脱走してしまい計画は頓挫した。

 

いずれも気性が比較的荒く、日本犬本来の素朴で野性味にあふれた犬である。


紀州犬
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%80%E5%B7%9E%E7%8A%AC

本来の作出目的は、「紀伊山地周辺の山村におけるイノシシの狩猟およびそれに伴う諸作業」であり、一時はシカ狩りにも用いられた。

優れた犬は1頭でもイノシシを倒すと言われるほどの勇猛さで知られ、気性は荒い傾向がある。そのため躾けを怠って野放しにすると非常に攻撃的な性格になり、(特に家族以外の)人間や犬に噛みつく危険性がある。しかし、きちんと躾を施せば優秀な家庭犬になり、小さな子供のいる家庭でも問題なく飼育できる。

日本土着犬の一般的特性として、主人に忠実でよそ者を警戒する性質を持つため、番犬に適している。但し、大型動物狩猟犬としての特性上、無駄吠えが少ないため、威嚇よりも撃退向きである。自分や家族に害を及ぼす相手に対しては、一切容赦せず強靭な顎で食らいつく。

体質は非常に丈夫で手入れもしやすく、遺伝病は少ない。

山地での激しい狩りにも耐えうる体力・持久力を有するため、飼育する場合には十分な運動が要求される。よって、飼育環境は郊外の一軒家や農村地帯が好ましい。

狩猟
紀州犬は、紀伊山地に広がる広葉樹林でのイノシシ狩猟のエキスパートとして、何世紀もの間活躍してきた犬であり、祖先は紀元前からいた土着の中型犬とされる。

 

伝統的なイノシシ狩猟では、狩猟銃を持った7、8人のハンターと、各ハンターにつき3、4頭の狩猟犬が一つの山の麓からばらばらに森へ入り、音を頼りに追い立てる方法をとる。

 

通常は、100kg以上の体重と鋭い牙を持つイノシシに中型犬が飛びかかっても簡単に跳ね飛ばされて重傷を負ってしまうため、犬の重要な役目はイノシシに攻撃を加えることよりも、むしろイノシシを一箇所に留めておくことである。犬はハンターが来るまで体勢を低くして遠巻きにイノシシを挑発、イノシシが疲弊したところを狙って、ハンターがとどめをさす。ただし、ハンターが来られそうにない場合など、まれに犬のみで狩りを成功させることもある。


四国犬

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E5%9B%BD%E7%8A%AC

古来より「土佐犬」と呼ばれていた中型の犬である。土佐闘犬との混同をさけるために、四国犬と改称された。

 

本来の作出目的は、四国山地周辺の山村における鹿や猪等の狩猟およびそれに伴う諸作業。山地での激しい狩りにも耐えうる体力・持久力がある。温暖湿潤気候に強い。体格は柴犬より大柄[1]。

 

主人には異常なまでに忠実だが、よそ者には警戒するため、番犬に適する。よそ者にはふとしたことでも噛みついたりと非常に攻撃的なため、散歩中などは注意が必要である。

***********

どれも野性味あふれ、独立心が強い犬のようです。

どの犬種の解説にもありますが、主人以外の他人には、攻撃的で噛み付いたりということがあると、いうことです。
狩猟犬としての長所の裏返しということでしょうね。



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