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2017年3月19日 (日)

ニホンジカ捕獲・環境省方針は倫理的に間違っていないか?

 

 

根室で3年ぶり駆除 追い込み猟で102頭 /北海道

 毎日新聞2017316日 地方版

http://mainichi.jp/articles/20170316/ddl/k01/040/199000c

 

  エゾシカの越冬地となっている根室市の落石岬で、3年ぶりに追い込み猟による駆

 除が行われた。2月19日と3月5日の計2回行われ、2日間で計102頭(うち雌

 49頭)を駆除した。・・・・・・・・・

 今年の駆除は、地元猟友会のハンターら延べ60人が参加。新たに購入した無線機

で連絡を取り合い、追い立て役の勢子(せこ)が海岸線にエゾシカを誘導し、高台に

陣取ったハンター20人が次々とエゾシカを仕留めた。【本間浩昭】

*********************************

 

上記の記事を見て、10年ほど前の伊豆を思い出した。

ニホンジカの増加に困った伊豆市が、猟友会に依頼して、追い込み柵を作り、100頭ほどを追い込み、一斉射撃を行ったことがあった。

射手は20人ほどだったが、柵に追い詰めたニホンジカを次々に射殺し続けて、およそ半分くらいまで減ったころ、誰からともなく銃の音がやみ、誰も撃たなくなってしまったという。

伊豆の猟師さんたちはそのころ、狩猟行為ではなく、ただひたすら殺し続けることに耐えられなかったのである。

このような駆除を非難するつもりはない。シカを減らすという目標達成のためにはあらゆる手段をとらなければならないのだから。

 

しかし、問題はその方針である。

今環境省の推計では、2012年に本州に約249万頭のニホンジカが生息し、約32万頭を捕獲している。

しかし増加が止まることはなく、さらに捕獲率を上げなければならないと、環境省は発表している。

環境省の方針を継続する場合、シカの生息数を10年後に半減させるためには、いま生息しているシカの実におよそ5割を毎年人の手で殺していかなければならないことになる。

https://www.env.go.jp/press/files/jp/26914.pdf

 

そのごくごく一部をジビエとして消費し、「命をいただく」と言い訳したところで、これは倫理的に正しい方針だろうかという疑問をもたざるをえない。

今生きている動物の約半数を、毎年毎年、人間の手で殺さなければならない政策は、正しいのだろうか?倫理に反してはいないだろうか?

 

やはり、頂点捕食者であるオオカミを再導入し、食物連鎖の壊れた生態系を修復することで、生態系のバランスを回復し、シカやイノシシを漸減させていくのが理にかなった方法である。

 

人間が関与するのは、農地への進入を防ぐための狩猟だけでよい。

 

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