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2018年9月 1日 (土)

【メルマガ】オオカミ復活論入門配信しています 。バックナンバー紹介2

 

20181月から【メルマガ】オオカミ復活論入門を配信しています。

 

よろしければご購読お願いいたします。初月無料です!

 

http://www.mag2.com/m/0001681617.html

 

バックナンバーの内容をご紹介します。要約版です。

 

201842No.9

【オオカミのナワバリと獲物の関係~オオカミの一つの家族群のナワバリは食べ物を確保するため町が一つ入ってしまうくらい大きい】

 

・オオカミのナワバリは

イヌのナワバリのようなものに対してオオカミのナワバリは、もっともっと広い面積を必要とします。ただ広い面積が必要なのではなく、ナワバリ内にいる獲物の確保が必要なのです。獲物の量によってナワバリ面積が決まります。

アラスカやカナダ北部のように植生が薄く、その地のシカ類、北極圏ではカリブーなどが広い面積に密度薄く生息している場合にはオオカミのナワバリも広くなります。10万ヘクタール、あるいは16万ヘクタールと推定されたケースもありました。逆にニホンジカと同じくらいのオグロジカ、オジロジカのような中小型の有蹄類、獲物が多数生息しているアメリカ中西部では、オオカミのナワバリ面積も小さくなります。

平均するとアメリカやヨーロッパの場合には、およそ2万~3万ヘクタール程度の場合が最も多いといえます。群れ同士が接触しない緩衝地帯を含めれば、5万ヘクタール程度になります。

たとえば5万ヘクタールくらいの自治体をいくつか挙げてみましょう。

・山梨県北杜市 約6万ヘクタール

・埼玉県秩父市 約58千ヘクタール

・長野県大町市 約57千ヘクタール

・三重県伊賀市 約56千ヘクタール

・京都府福知山市 約55千ヘクタール

・熊本県山都町 約54千ヘクタール

・高知県香美市 約54千ヘクタール

 

201849No.10

【オオカミの狩の能力~追跡型の狩を支える能力は走力とアゴの力、洞察力。イヌはオオカミにはるかに劣る力しかない】

 

・オオカミの狩

オオカミの狩は、ネコ科に比べれば穏やかな、というと変ですが、圧倒的な力を感じさせるものではありません。持久力型の狩だからです。

イエローストンなどのよく見通しのきく場所で目撃される狩は、主に以下のようなやり方で行われます。

・エルクの群れが固まっている場所にオオカミの群れが姿を現す。

・オオカミの群れがゆるやかに走り出し、エルクを追い立てる。まるで牧羊犬が羊を追うように。これをテストランと言います。

・その中から、ケガをしている、弱っている、年老いている、幼い個体に狙いをつけ、エルクの群れから切りはなすように誘導する。

・走るエルクに並走し、一頭が蹴られる危険性の少ない肩に咬みつき、強力なアゴの力でぶら下がり、体重をかけて引きずり倒す。

・別の一頭がエルクの喉や鼻づらに食らいつき、窒息させる。

 

2018416No.11

【オオカミとイヌの姿かたちの違いはあるのでしょうか。似ているけれども違う動物です。見分けることはできます】

 

・オオカミとイヌ、姿かたちは似ているけれども

オオカミ探しの有名人八木さんが撮影されたいわゆる「秩父野犬」の姿が、私にはイヌにしか見えません。当時、埼玉県の林業関係者の間では「あのへんに確か放し飼いの犬いたよね」とささやかれていたそうですが、八木さんはイヌをオオカミだと思い込んだにちがいありません。今泉博士がこの写真だけで「ニホンオオカミ」と考えたというのは、彼が生きたオオカミのことなど考えたこともないと思わざるをえないくらい不思議なことです。

 

オオカミとイヌは姿かたちがちがいます。オオカミに似ている犬種はありますから、比較対象のない場合に見間違えることはあると思いますが、この秩父野犬の場合には見間違えようもなく、イヌだと考えています。そこで、オオカミとイヌの見分け方について考えてみましょう。

〇細く長い脚

〇肩幅が広いイヌと狭いオオカミ

〇大きな掌

 

 

201857No.12

【イヌとオオカミの違い~消化能力、捕食能力、咬む力、食べる量】

 

「オオカミは危険だからイヌを代わりに使えばいいじゃないか」、と言われることがありますが、本当にイヌはオオカミの代役が務まるでしょうか。今回は「食べる」「消化する」という点で比較してみました。

・強いアゴの力

・強く、鋭く、大きい歯

・大量の肉を消化する力

 

○オオカミとイヌは違う

歯、アゴ、消化能力を比較検討すると、イヌが仮にシカを捕食することができるとしても、毎回の食事としてその肉を食べ、消化し続けることはかなり困難といわざるをえないと思います。

 

自然死したシカを、カラスやキツネなどの森にいる小さなスカベンジャーだけでは、皮を切り裂いて肉にありつくことが難しいようです。シカの死体はほとんどスカベンジャーたちの胃袋には入らず、昆虫や微生物等の分解者たちの食糧になり、朽ちていくことになります。

しかし、オオカミがいれば、捕食したシカの死体は、裂肉歯で切り裂かれ、小さな骨まで噛み砕かれて、カラスや他の中小型肉食獣がおこぼれにあずかることができます。森林生態系のより多くの動物がその恩恵にあずかることができます。

 

2018514No.13

【オオカミと人間の狩猟、違いは何か~オオカミがいない日本、頂点捕食者の役割は人間がやらなきゃ、という人は多いが、、、、】

 

オオカミ生息地域では、オオカミが増えるとそのナワバリと緩衝地帯がシカの生息地をほとんどカバーするようになり、毎日のようにそのナワバリ内(平均200平方キロ=2万ヘクタール)を40キロ、50キロという長距離を走り回ってシカを追い、捕食で生息密度を減らし、たとえ減らなくてもシカを動かすことで植生への影響を緩和することができます。多すぎるシカを減らしていくには少し時間が必要ですが、上記の条件をだいたい満たすことができるでしょう。

 

人間の狩猟はそうではありません。だから人間にオオカミの代役は務まりません。その一言でこの問題は終了にしたいところですが、日本ではオオカミ不在のまま、狩猟またはシャープシューティング(SS)で生態系をコントロールしよう、できるはずだ、と主張する人たちが政策の中心にいるので、オオカミと人間のできることの違いをはっきりさせる必要があります。

 

人間は増えすぎた鹿を減らせるのでしょうか。生態系を救えるのでしょうか。

・狩猟の捕獲効率

・フルタイムジョブのオオカミ、パートタイムジョブの人間

・捕食対象、捕獲対象

・数の問題

オオカミは獲物が豊富にいれば、増えていきます。人間の狩猟者の数は、特に日本では減少傾向が止まりません。

やはり人間には頂点捕食者の役割は務まりません。

 

2018521No.14

【オオカミは危険な動物ですか?~オオカミ生息地の人々、オオカミ生息地域の政府、行政機関、保護団体の公的見解は】

 

オオカミ再導入による復活に対して、環境省はじめ地方自治体や自然保護団体は、まだ賛成してくれません。むしろ強硬な反対、あるいは無視を決め込んでいます。

それでもオオカミ復活に関してのコメントが否定的なものであったとしても、公式に出てくるようになったことは、理解がほんのちょっとだけ進んだと考えるべきかもしれません。

環境省の国会での答弁、環境省のパンフレット、長野県知事の県議会答弁、WWFジャパンからの手紙と、実際にオオカミ生息地を抱える国の政府、行政機関、自然保護団体の見解と比較してみたいと思います。

・アメリカ合衆国 魚類野生生物局

野生のオオカミが人間に対して攻撃的な行動をとることは稀である。

WWFヨーロッパ

オオカミはめったに人を襲わない。事実そのような記録はほとんどない。

・インターナショナルウルフセンター(アメリカ合衆国)

オオカミは人間にとって危険か

その答えは、一言でいってNOだ。典型的なオオカミは人間を避ける。

 

201864No.15

【オオカミはいつ、なぜいなくなったのでしょうか。ヨーロッパからアメリカ、日本。自然にいなくなったわけではない】

 

オオカミは一時、アメリカからもヨーロッパ中央部からも、もちろん日本からもいなくなっていました。1970年代にアメリカ、ヨーロッパ(EC)で絶滅危惧種を保護する法律、条約が制定されてから増え始めて、いまはもうヨーロッパではほとんど全域に広がっています。

イギリスのような島を除けば、オオカミが定着し、繁殖していない国はオランダ、ルクセンブルグだけになってしまいました。

 

では、なぜそれほど減っていたのか、歴史をたどってみたいと思います。

・イギリス

・フランス

・アメリカ

・日本

 

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