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シカの増加と被害

2012年3月16日 (金)

屋久島のシカ生息密度管理・その目標でよいのか?

ヤクシカの生息密度管理 環境審、県に計画答申へ
(2012 03/15 17:03)
http://373news.com/modules/pickup/index.php?storyid=39118&sp=1

 鹿児島県環境審議会は14日、鳥獣部会を開き、屋久島の生態系保全に向けて、初
めてヤクシカ18 件を対象とした特定鳥獣保護管理計画(2012~16年度)など
諮問案6件を原案通り答申すべきと決めた。増加したヤクシカの生息密度を管理す
る。県は答申を受け、4月から実施する。
  管理計画は屋久島を6ブロックに分け、生息密度の暫定目標値を北、西部は1平
方キロメートル当たり20頭に、南、南東部は同10頭に設定して個体を捕獲。目標
値は生態系の回復を検証しながら変更する。

南日本新聞


***********
生息密度を減らして、10頭、20頭にする暫定目標値ということは、現状それよりも多いということになります。
「オオカミを放つ」に掲載の論文によれば、
平方キロメートルあたり10頭では
・日光 ミヤコザサの小型化、ミズナラ・ウラジロモミの剥皮が発生
・紀伊半島大台ケ原では、トウヒ・ウラジロモミの剥皮発生


平方キロメートルあたり20頭では
・日光 ミズナラ・ウラジロモミの枯死
・金華山 シバ・ススキ群落の成立(つまり他の樹木が後退した)


さらに平方キロメートルあたり30頭になると
・北海道中島(洞爺湖) 双子葉草本の消失
・神奈川丹沢 スズタケ群落の退行、剥皮の増加
・長崎県対馬 地表植被の減少


ということがおきています。(須田p31)
暫定ということですから、最初のステップだとは思いますが、その程度の目標で大丈夫でしょうか。
 

2012年3月12日 (月)

世界遺産屋久島のシカ

屋久島はどうなっているのか、ずっと気になっていました。

シカは増え続け、駆除の目標頭数も年々上がっていると、報道は目にするものの、実際の山の中はどうなっているのか、見たいと思っていました。

登山者の方が撮影した動画をyoutubeにアップされています。

想像以上のひどさです。

このままでは屋久島はシカとサルに占拠されてしまうに違いありません。

http://www.youtube.com/watch?v=7QduSE43bMA
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&v=o9pUOVX1qSc&NR=1
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&v=5fgQ9G5-qC0&NR=1
http://www.youtube.com/watch?v=ArQR9Q7fFgY&feature=related
http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&v=TE-ck8FsYTI&NR=1
http://www.youtube.com/watch?v=sM_-MmVwa-Y
http://www.youtube.com/watch?v=sjqQ4hrKANo&feature=related

http://www.youtube.com/watch?NR=1&v=6SFgWEAmTGs&feature=endscreen

2011年12月11日 (日)

北アルプスにシカ生息

林野庁や長野県が相当慌てている様子がうかがえます。

北アルプスには今までいなかったのですから。

記事の末尾で「対策に乗り出す」とありますが、今までそうした「対策」で成功した事例はありません。

ニホンジカ:北アで野生の群れ痕跡 足跡やフン多数確認 /長野
 中信森林管理署の委託業者調査 「生息域外」の見解覆る?
 林野庁中信森林管理署が実施中の北アルプスでの野生のニホンジカの生息調査で、委託業者が7日、鹿島槍ケ岳の麓(ふもと)の大町市鹿島地区で、シカの足跡やフンを多数確認したことが分かった。業者は今年の夏と秋の調査でも別の山麓(さんろく)で複数の痕跡を確認しており「安定的に群れがいる」と判断。来年2月に同庁に報告書を提出する。「北アルプスにシカは生息していない」との国や県の長年の見解が覆される結果になりそうだ。【渡辺諒】

 委託先は、新潟市西区の民間の環境調査会社「グリーンシグマ」。5~7日に北アで今年度最後の現地調査をした。大町市鹿島地区で、畑にシカが踏み入った足跡や、林の中でフンや雄ジカの角研ぎ跡があり、同社の山浦知雄・環境調査室長は「数十頭はいるようだ。角研ぎ跡は、安定的に群れがいることを示す」と述べた。
 同社によると、調査は7~12月に計3回、乗鞍高原から松本安曇野大町の3市、白馬小谷の2村にわたる南北約80キロの山の麓で実施。シカの痕跡は3回全てで、松本電鉄新島々駅(松本市波田)北側の花見地区中房温泉(安曇野市穂高有明)白馬村のスキー場--などの複数箇所で見つかった。
 中信森林管理署の有井寿美男・流域管理調整官は「(調査から)シカがいることは間違いない。生息密度が高くないうちに頭数を抑え、高山帯への移動を食い止めたい。南アルプスでは里で見られ始めてから5年で高山帯に進出した。具体的な対策に乗り出す必要がある」と強調した。

 県によると、1978年の環境省(当時・環境庁)の調査結果で「北アでシカの生
息は確認されなかった」と判定。県も明治以降、北アはシカの「生息域外」と位置づけ、偶発的に発見したシカの駆除を続けてきた。

毎日新聞 2011129日 地方版
http://mainichi.jp/area/nagano/news/20111209ddlk20040002000c.html