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四国

2013年3月20日 (水)

三嶺 『さおりが原』秘話

三嶺、高知側では「さんれい」、徳島側からは「みうね」と呼ばれるらしい。

この登山道に、「さおりが原」という名の、きれいな森があった。

こんなところ。

http://album-diary.blogspot.jp/2010/10/111010.html


この森は、40年ほど前に、そのころ流行のように作られていたスーパー林道の計画ルート上にあったらしい。
そしてその頃、この森には名前がついていなかった。

スーパー林道建設反対の動きをある若者たちが起こした。

高知大学ワンダーフォーゲル部は、この三嶺が好きで、しばしばここで合宿山行を行っていた。
その森が林道でつぶされるのを黙って見過ごすわけにはいかない、と立ち上がり、登山者に呼びかけ、行政に働きかけた。

行動を起こす前に、まさにその森にテントを張り、彼ら数名で話し合っていた。

この森に名前がついていないのは、まずい。

行政に持っていく前に、きちんと名前をつけなければうまくないんじゃないか。

と侃侃諤諤、森の中の議論(酒盛り)が盛り上がり、二つの名前が浮上した。

メンバーの一人は、当時清純派の歌手が好きだった。南沙織。だから「さおりが原」がいい!

もう一人は、ちょっとひねって、クイズ番組「クイズダービー」で名を上げていた高知出身の漫画家はらたいらを推した。

「はら平」(はらだいら)


どちらも譲らず、困ったリーダーは、「もういい、お前らじゃんけんしろ。勝ったほうに決める」

じゃんけんの結果、さおりが勝った。

ので、現在の「さおりが原」と命名されることになった。



はらたいらがじゃんけん強かったら、いま「はらだいら」になっていた。それじゃあ反対運動も盛り上がらないな。

行政にスーパー林道反対の署名を届けるときに、相手をした役人が、こう言ったそうだ。

さおりが原って、良い名前ですねえ。そんな名前がついているなんて、知らなかった」

うふっ。と本人たちは思ったらしい。




南沙織と熱烈なファンのおかげで三嶺のスーパー林道は回避された。

さおりが原秘話。ワンゲル部のリーダーご本人から聞いた話です。